日本では、カイコのエサとして桑の木の葉が用いられ、養蚕が盛んだった頃には、至る所に桑の木がありました。
その桑の木の、実が熟す時期には、おやつ代わりとしても、よく食べられていた果実です。
現在では桑の木も数を減らし、桑の実/マルベリーもなかなか手に入らないものとなってきています。
しかし、一方では、その栄養価が注目され、最近では「スーパーフード」として注目を浴びる存在となっています。
この記事では、桑の実/マルベリーを、より美味しく楽しむための調理方法を、画像を交えながら分かりやすく説明しています。
レンチン♪お手軽桑の実/マルベリージャム
レンジを利用して時短でジャム作りしてみませんか?
~材料~
- 桑の実/マルベリー … 適宜
- 砂糖 … 桑の実の60%の重量
- レモン汁 … 小さじ1程度
冷凍で売られている物を使っても良いですが、加熱時間が変わって来ます。
step
1桑の実に砂糖をまぶす
洗った桑の実/マルベリーを、耐熱容器に入れ砂糖をまぶし、レモン汁を加え、よく混ぜ合わせます。
しばらくすると、桑の実/マルベリーから水分がでてきます。
step
2レンジで加熱する
レンジで30秒ほど加熱します。(レンジの機種によって加熱時間が異なります)
ブクブクなっていたら、火傷に注意しながら取り出して混ぜます。
注意 加熱中に、ジャムが高温になり過ぎて、レンジの中で吹きこぼれる事があるので、10秒単位で加熱するなどして様子を見なが加熱して下さい。
step
3もう一度レンジで加熱する
再度レンジで加熱して煮詰め出来上がり。
最初はサラサラしていますが、冷めると同時に固まって、ジャム状になります。
桑の実酒
チョッピリ大人な桑の実レシピはいかが?
~材料~
- 桑の実/マルベリー … 適宜
- 氷砂糖 … 桑の実/マルベリーの半量~ほぼ同量
- ホワイトリカー … 桑の実/マルベリーと砂糖がヒタヒタに浸かる位
※氷砂糖はお好みに合わせて加減して下さい。
step
1保存する容器を煮沸消毒する
桑の実を付ける容器をしっかり煮沸消毒します。
乾燥は自然乾燥させましょう。布巾やペーパーなどで拭いたりすると、雑菌や誇りが付着する可能性があるので、絶対にやらないで下さい。
step
2保存容器に漬け込む
綺麗に洗った桑の実/マルベリーの水分を、キッチンペーパー等で軽く拭きます。(多少濡れていても大丈夫です。)
容器に、桑の実/マルベリーを入れ、その上に氷砂糖を入れ、全体が浸かる位にホワイトリカーを入れ、密封させます。
時々、蓋を開け、中身をかき混ぜると、ほどよく果実が潰れて、より桑の実の美味しさが出ます。
約1ヶ月位したら、出来上がりです。
大量に作る場合は…
・桑の実/マルベリーと氷砂糖を交互に入れていき、ホワイトリカーをヒタヒタに浸かるまで注ぐ。
・翌日以降、時々綺麗なヘラ等で上下をかき混ぜる。(桑の実/マルベリーを潰して果汁を出すと、更に美味しくなりますよ。)
発酵は漬けている間はずっと進んでいますので、徐々に酸味が増して行きます。
発酵を止めるときは、鍋等に移して60℃ほどに温めて下さい。
作り方は、少量の時も大量の時も同じですが、大量に作るときはかき混ぜる作業をきちんとして砂糖とリカーと果実をしっかり馴染ませましょう。
水や炭酸水で割って楽しみましょう。
ココがポイント
飲む際に、桑の実酒のシロップを茶こしなどで濾しても良いですし、そのまま注いでも果実も一緒に楽しめるので、一粒で二度美味しいですよ。
甘みのある炭酸スースで割るのもおすすめです。
※桑の実酒はアルコールを使用していますので、大人になってから楽しみましょう。
やっぱり、そのまま食べるのが一番!
何だかんだ言っても、採れたての新鮮な桑の実/マルベリーを、そのまま口に放り込むのが一番!ですよね。
~材料~
- 桑の実/マルベリー … 採れたての物適宜
綺麗に洗った桑の実/マルベリーを、口に放り込む。
やっぱりこれが一番ですよね♪
桑の実/マルベリー調理方法のまとめ
桑の実/マルベリーの木は、養蚕の栄えていた事にはは至る所にあり、身近なおやつとして食べられていたそうです。
しかし養蚕業は時代共に衰退し、桑の木の必要性が無くなったことから生息地もまばらとなりました。
そんな桑の実ですが含まれている栄養素が豊富にあり最近ではスーパーフードとして注目されるようになりました。
そのまま食べたり保存が利くジャムやドライフルーツにして楽しまれています。
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