山菜の王様「タラの芽」について徹底解説いたします

タラの芽の、ほのかな苦みやもっちりとした食感は、春を伝える代表的な山菜として人気があり山菜の王様とも言われています。

以前は春のひと時の貴重な山菜でしたが、最近では人工栽培も盛んに行われるようになり、スーパーなどでも手軽に入手する事ができるようになりました。

この記事では、春の山菜として大人気のタラの芽についての特徴や旬の時期、場所などの情報を詳しく解説しています。

天然のタラの芽は、芽を採った切り口からゼリー状の透明な液体がでてくることがあるのよ。

タラの芽はトゲが痛いので気を付けて採るリス。

タラの芽って何科の植物？

タラの芽はウコギ科のタラノキ属にある木の新芽の事を言います。

天然のタラの芽

木の枝や芽には沢山のトゲが鋭く生えています。男ダラとも呼ばれています。

栽培もののタラの芽

木や枝や芽にはトゲが無くツルツルとした特徴があります。女ダラとも呼ばれています。

この新芽の部分を山菜として食べているのよ。

木の芽リスね！

タラの芽の生えている場所は？

タラの木は、北海道から九州の山野に自生しており日当たりの良い場所を好みます。

藪や茂みでも良く見かけることが出来ますが、林道や山の斜面などでも見かけることができます。

タラの木は成長がとても早いのが特徴で、芽吹いて数日で葉を出します。

周りの植物よりも少し背の高い植物を探すとタラの木が見つかるかもしれませんね。

よ～く目を凝らして探してみるでリス！

タラの芽の旬の時期っていつ？

タラの芽の旬の時期は地域や場所によって違ってきますが、桜の咲く頃と同時にタラの芽も出始めると言われています。

また天然のタラの芽と、栽培物のタラの芽では旬の時期が違ってきます。

天然のタラの芽

早い地域では3月頃から採れ始め、遅い地域では6月頃まで旬の時期を楽しむことができます。

栽培物のタラの芽

12月頃から４月頃までと長い期間旬の時期があります。

栽培物のタラの芽が早くからスーパーに並んでいますよね

寒い時期にもうタラの芽が並んでいるリス！

タラの芽の選び方

タラの芽は、葉が開く前のこんもりとした新芽が好まれますが、あまりに小さいとタラの芽の持つ独特の風味が少なくなります。

また、伸び過ぎて葉が開いてしまったものは苦みやエグみが強くなります。

つぼみの状態から少し葉が出てきたかな？という芽の方がタラの芽の風味を楽しむことができます。

栽培物のタラの芽は鮮やかな黄緑色をして、切り口が新鮮な物を選ぶようにしましょう。

タラの芽の独特の風味とモチっとした食感は何とも言えないですよね♪

新鮮なタラの芽は風味が濃く美味しいでリス！

タラの芽の主な栄養は？

タラの芽にはその他にも胃を丈夫にしてくる成分なども含まれているのよ。

タラの芽を食べて元気イッパイになるリス！

タラの芽を採る時の注意点

タラの芽にはとてもよく似た木が存在しています。それはウルシの木です。

ウルシの木は、日本では漆塗りの塗料の材料として用いられていることが知られていますが、このウルシの木には、触れるだけでかぶれてしまうウルシオールという有毒成分 が含まれています。

この有毒成分は秋の紅葉の時期には毒性は弱まりますが、タラの芽の旬の時期の若芽の頃には、とても毒性が強くなるので注意が必要です。

タラの木の近くにウルシの木が生えている事もよくあるので間違えないように気を付けましょう。

ウルシにかぶれたらすぐにお医者さんに行くリス！

タラの芽まとめ

「タラの芽」は春の山菜の王様として、とても人気があり、人工栽培も盛んに行われています。

含まれている栄養素も沢山あるのでぜひ春には食べたい山菜の一つです。

タラの芽は芽を採った後すぐに芽がでてきます。

しかし、脇芽を採ってしまうとタラの木の生長は止まり、枯れてしまう ので２番芽までの採取とし次の年のために残りの芽は残しておきましょう。

来年のお楽しみのためにもタラの木の脇芽は残しておきましょう！

来年も又来年も、ずっとずっとタラの芽を楽しみたいでリス！

タラの芽の参考記事