タケノコは、とてもポピュラーな山菜でその調理方法も沢山ありますが、旬の時期しか頂けない貴重な山菜ともいえます。
「タケノコを掘り始めたら湯を沸かせ」と言われるほどに、採った直後からドンドンアクの成分が増え始め、時間を追う毎にエグみが増え続けるので、素早く下処理をしたいものです。
この記事では美味しいタケノコの旨みや、豊富に含まれている栄養素を逃さない下処理方法をご紹介いたします。
タケノコの下処理方法
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1まず、土やほこりを落としましょう
タケノコに付いている、土やほこりなどをきれいに洗い流します。
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2根元のブツブツをそぎ落とします
タケノコの根元に付いているブツブツは、これから竹の根っこになる部分です。
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3タケノコの先端部分を切り落とします
タケノコの先端を切り落とします。
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4皮に切り込みを入れます
ゆであげたときに皮が剥きやすくなります。
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5鍋にタケノコを入れます
大き目の鍋にタケノコを入れ、タケノコが被るくらいの水をいれます。
タケノコは地面の下に出来る根菜類なので水から茹でます。
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6糠を入れ鷹の爪をいれます。
タケノコを覆うようにして糠を入れます。
タケノコのアクを抜く時に糠を入れるのは、糠に含まれる成分が、タケノコのえぐみ成分を感じなくさせてくれるからなのです。
また、糠にはタケノコを柔らかくしたり旨み成分を引き出したりする役割もあります。
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7火にかけます
タケノコが浮かないようにお皿で押さえてあります。
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8竹串を刺して火が通ったか確認する
タケノコの大きさや、茹でる本数にもよりますが、30分位煮て火の通りを確認します。
竹串が「スーッ」と通ればOKです。
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9鍋の蓋をして冷めるまで置きます
竹串が通ったら火を止め、蓋をしてそのまま冷めるまで置きます。
凡そ、一晩くらいが目安です。
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10冷めたら糠を洗い落とします
冷めたらタケノコに付いた糠を洗い落とします。
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11皮を剥きます
茹でる前に入れた切り目に指を入れ、皮を剥きます。
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12タケノコの下処理ができました
これでタケノコの下処理が完了しました!
タケノコの下処理のポイント
タケノコは、掘ってからすぐにエグみ成分が出てくるので、入手したらすぐに下処理しましょう。
タケノコの下処理には米ぬかを使うと、タケノコを柔らかくし、エグみを感じさせなくしてくれるばかりでなく、タケノコの持つ旨み成分を引き出してくれます。
タケノコは、皮付きのまま茹でると、旨み成分や栄養素が逃げて行かないので、出来れば皮ごと下処理しましょう。
ココがポイント
・タケノコは採ってから下処理するまでの時間が勝負!
タケノコの保存方法
下処理したタケノコが余った場合、冷凍庫で保存します。
ジッパー付きの保存袋にタケノコを入れ、砂糖をまぶしてシャカシャカしてから冷凍庫に入れます。
タケノコ全体を、砂糖でコーティングするイメージです。
まとめ
タケノコは、山菜のなかでも、シーズンになれば食卓によく登場する、とてもポピュラーな山菜のひとつです。
タケノコは美味しいだけではなく、含まれている栄養素が、とても豊富でなので身体にもとても嬉しいですよね。
タケノコの下処理には糠を使いますが、糠にはタケノコを柔らかくし、旨み成分を引き出したり、タケノコのエグみを感じさせなくしてくれる役割があります。
ちょっと大きなお鍋が必用ですが、タケノコを皮ごと茹でる事によって、旨み成分や豊富に含まれている栄養素を逃さず、下処理をする事ができます。
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