アミタケは、傘の裏側が細かな網目状になっているキノコで、色は黄褐色から橙褐色で、大きい物では10㎝程になるものもあります。
夜露や朝露に当たったり、雨に当たったりすると、傘の表面にはヌメリが出ます。
アミタケは、今のところ人工栽培の研究途中で、まだ栽培方法等が確立されていないため、天然のものしか存在していません。
しかし、旬の季節になると、スーパーや道の駅などで時々販売されている事があるので、その時に手に入れる事ができます。
また、アミタケは日本の各地に生息しているキノコで、イクチ、イグチ、アミコ、シバタケ、スドウシ、アミモタセ…など、各地で様々な呼び方があるようです。
アミタケって何科の植物?
アミタケは、イグチ目・ヌメリイグチ科・ヌメリイグチ属のキノコです。
アミタケは、出てきたばかりの時の形は、丸っこい饅頭型をしていますが、成長するにつれ平たく開いていき、最終的には反った形になります。
■アミタケの生えている場所は?
アミタケは、日本では北海道から沖縄まで広く分布しているキノコです。
アミタケは、赤松や黒松など、松林に群生しています。
アミタケの旬の時期っていつ?
アミタケの旬の時期は、地域や場所によって差がありますが、夏の終わりから秋にかけて旬の時期を迎えます。
暖かい地域
7月中旬~11月上旬頃
寒い地域や山間部
8月下旬~10月頃
また、地域によっては春から夏にも、アミタケが生える所もあるようです。
アミタケの選び方
アミタケは、今のところ天然物しか手に入りません。松林などで見つけたら新鮮なアミタケを採取しましょう。
スーパーや道の駅などで販売されている物を購入する場合は、傷が無く虫が入ってないものを選びましょう。
アミタケの主な栄養は?
- β-グルカン … 免疫力を高めたりコレステロール値を下げる効果が期待でき、腸内環境を整える作用がある
- 食物繊維 … 腸内環境を整え、高血圧や糖尿病を予防する効果が期待出来る
- カリウム … 高血圧の予防やむくみの予防・改善に効果が期待できる
- ビタミンB群 … 疲労回復や貧血を予防したり、成長を促進する効果が期待できる
アミタケ注意点
少し前までは、「イグチ科のきのこに毒キノコはない!」と言う言葉もあったそうですが、実際にはイグチ科のキノコでも、有毒のキノコはありますので注意が必用です。
また、アミタケと時々間違われる『チチアワタケ』というきのこが存在します。
傘の裏が網目状というより、スポンジ状のきのこなのですが、アミタケと間違いやすいとされているようです。
この『チチアワタケ』は、ネットなどでは「食べられるきのこ」と紹介されていたり、レシピも載っていたりしていますが、実際には有毒キノコです。
厚生労働省は、チチアワタケを、食べたり摂ったりしないで欲しいと注意喚起してるキノコですので、注意が必用です。
まとめ
アミタケは、日本の各地の松林などに自生し、主に秋に旬のを迎えるきのこです。
美味しいお出汁が出るので、お吸い物にしたり、シャキシャキした歯触りとヌメリがある事からおろし和えなどにしたりと、色んなお料理があるようです。
アミタケは全国的に食されていて、様々な食べ方があり、秋田や岩手など東北では、塩漬けにして保存している地域もあるようです。
また、アミタケには沢山の栄養素が含まれていて、健康促進などの効能も期待できます。
アミタケは、人工栽培がまだ確立されていないため、天然物でしか入手はできませんが、時々スーパーや道の駅などで販売されていたり、ネットなどの通販では、水煮や醤油漬けなどの加工品としても販売されています。
アミタケの参考記事
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アミタケのおいしいレシピ3選!「お吸い物」「みぞれ和え」「卵とじ」
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