春には山菜採り、秋にはキノコ狩りと、シーズになると旬の山の恵みを求めて、山野へ出かける人達がふえますよね。
山菜やキノコは、土手などの身近な所で手に入れられるものから、山の奥深くや、足場の悪い場所にある場合など様々な環境にあります。
山菜採りに準備する物
山菜採りに行く場所によっては、険しい道や草木が生い茂った場所、足場が悪い所が往々にしてあります。
山菜採りを楽しく行うためにも、しっかりと装備して安全に行きましょう。
山菜採の準備に必要なものを以下にまとめて見ました。
- 吸湿速乾性の高いインナーシャツ
- 丈夫な生地の長袖・長ズボン
- 丈夫な生地の手袋・靴下
- 長靴や足首周りが高めの靴(滑りにくいものやスパイクの着いている物がおすすめ)
- タオル
- 山菜を採るための道具
- 採った山菜を入れる袋
- 虫除けスプレー等
- 鈴やベル
- レインウエアー(防寒対策にもなります)
- 蜂よけスプレー
- 熊撃退スプレー
山菜採りに必要な服装
山菜採りやキノコ狩りは山の中を歩くことが多いので、虫刺されや枝葉で怪我をする事を避けるためにも、肌の露出を極力しないといった服装選びは重要です。
時には、気温が高くなくても汗を書く事があるので、インナー選びも重要になってきますし、山菜の種類によってはトゲのあるものもあるので厚手の手袋も必要になります。
山菜採りやキノコ狩りに最適なインナーを選びましょう
山菜採りにインナー?と思うかも知れませんが、山菜採りに行く場所は山あいや、足場が悪い所が多くあります。
また、沢山歩いたり、山菜を採る時にしゃがんだり、背伸びをするなどかなりの運動量になり、シーズンにかかわらず汗をかいたりする事がよくあります。
ですから、アウターの下に着るインナーは、汗などの吸収がよく速乾性が高いものがお薦めで、一枚着る事で寒くても暑くても体温調節に役に立ちます。
インナーはシャツだけでなく、パンツも一緒に使用すると山菜採りライフが快適にすごせますよ。
山菜採りやキノコ狩りに最適なアウターを選びましょう
山菜取りは、足場の悪い山道や藪の中などへ行くことが多く、山菜採り初心者でなくても、滑って尻もちをついたり、枝葉に引っかかったりすることが多々あります。
また、山道や茂みの中に入って行く事も多々あり、収穫する場合にはしゃがんだり伸びたりと結構アクティブなので、伸縮性のあるものを選びましょう。
山菜採り中の汚れや怪我、虫刺されをなどを避けるためにも厚手のアウターの着用が安心で、作業服は生地もしっかりしている上、機能性も良いのでお薦めです。
帽子で頭を保護しながら日よけ・虫除けもしましょう
山菜採りでの帽子は、蜂などの攻撃を避けるためにも、黒以外の明るいものを選ぶ事をお薦めします。
また、首から虫などが侵入しないように首元にタオルを巻いたり、ネックカバーや首の日よけが付いた帽子がお薦めです。
防虫ネットが付いている帽子は通気性もよく、暑い季節でも快適に山菜採りを楽しむ事が出来そうですね。
山菜採りに必須アイテムの手袋を選びましょう
山菜を採る時、枝やトゲなどが刺さる場合もあるので、それらを通さない厚手での生地のものを選びましょう。
いわゆる、軍手を使っている方も多いのですが、怪我を防止するという観点からもガーデニング用やアウトドア用の手袋を使用する事をお薦めします。
指先がゴムなので、丈夫で破れにくいのでお薦めです!
山菜採りに最適な靴を選びましょう
山菜採りやキノコ狩りで行く、山道や藪の中で足元の虫刺され予防対策として、脚を露出しない長めの靴下と、丈の長い靴を履きましょう。
足元が悪い山道や茂みの中を歩く事が多いので、トレッキングシューズ等も滑りにくくてお薦めですよ。
山菜を採る時に必要な道具
山菜やキノコを収穫する時や、収穫した山菜やキノコを入れるための道具が必要となります。
収穫する際の道具は、採る山菜によって道具が違いますので使い分けが必要となってきます。
山菜を採る道具
山菜を収穫する時には、できるだけ刃物を入れない方が良い場合も多くあるのですが、山菜を無理矢理むしったり、引っこ抜いたりすると、次の年にその山菜が出てこなく場合があります。
そういう事を避けるため、山菜採りに必要な道具をご紹介します。
土の中に張り巡っている根を切る事もできる優れものです。
無理をして採ることによって木を傷めることを防げます。
ノブキなどを刈るときにも役に立ちます。
木の芽や茎等の山菜を、サクサク採る事が出来ます。
タケノコ堀や、自然薯など、周りから掘る作業の時にあると便利ですが、持ち歩くのには不便です。
採った山菜を入れるもの
収穫した山菜やキノコは、ナイロン製の袋に入れると蒸れて傷んでしまうことがあります。
せっかく頑張って収穫した山菜達を新鮮に持ち帰るためにも、呼吸の出来る入れ物に入れて持ち帰りましょう。
また、両手が空くので歩きやすく作業もしやすいです。
手にもつタイプは手が塞がるので、移動の際に不便に感じる事もあります。
また、大きなポケットには木の芽など入れても良いですね。
山菜採の時に身につけておきたいアイテム
山菜採りやキノコ狩りの際には、山野などの自然の中なので虫や動物も沢山住んでいます。
熊などの動物は、人間の出す物音にとても敏感で遠くにいても察知すると言われていますので、この場所に人間がいることを知らせて、不意に出会ったりしないようにする事が重要です。
なるべく、大きな音が遠くに響くものを選びましょう。
山あいの場所によって電波が届きにくい所があるので気を付けましょう。
汗などで落ちる場合が心配な場合は、携帯用の小さいタイプをポケットに入れておくと安心ですよ。
山菜採りに準備しておきたいアイテム
山菜採りやキノコ狩りには必要な道具や服装がありますが、行く場所や天候によって準備しておきたいアイテムをご紹介します。
・レインウェアー
雨の日に活躍するレインウエアーですが、風を通さないので防寒対策にもなりますし、レインパンツを履くことにより朝露で濡れることを防いでくれます。
服が濡れると気化熱が奪われ、体温が下がることに繋がりますので、季節や天候次第で準備しておくようにしましょう。
・蜂よけスプレー
山菜採りやキノコ狩りへ出かける場所によっては、蜂の巣がある場合があります。時にはスズメバチの巣に遭遇することも珍しくはありません。
蜂を刺激するのはかえって逆効果なので、折り扱いには注意が必用なのですが、準備しておくと心強いアイテムです。
・熊撃退スプレー
山菜採りやキノコ狩りに行く山には、動物が沢山生息している場所があります。なかでも遭遇したくないのは熊です。
鈴やベルなどを身につけ、熊と不意に遭遇しない様にしてましょう。熊撃退スプレーは、お守り代わりとして持って置くことをお薦めします。
山菜採りに役立つ情報源
山菜採りや、キノコ狩り初心者にとって、何から始めれば良いのか、何をどうすれば良いのか分からない事だらけですよね。
そんな初心者の方々へ向けた体験イベントや、セミナーなどが開催されている地域もありますので、参加してみるのも良いですね。
また、書籍や図鑑で色々見ると、自分の知らない世界が広がっているので見ているだけでも楽しいのでお薦めです。
初心者向けの書籍
山菜やキノコを図鑑で知ることも大切です。
見た事の無い山菜や知っている山菜でも似たような物があったり、似ていても有毒のものがあったりと、沢山知ることが出来ます。
著者の動画サイトも紹介されていて解説を見ることもできます。
地元のセミナーや体験イベント
山菜採りやキノコ狩りについて、各自治体をはじめ、地方の宿泊施設などでセミナーや体験会などのイベントが開催されることがあります。
シーズンや採れる山菜によって、時期など開催時期が異なってきますので、Webサイトなどで確認が必要となってきます。
各都道府県の自治体に確認したり、インターネットで「山菜採り 体験」と検索すると、宿泊や日帰りの体験が探せます。
山菜採りに関するルールとエチケット
山菜採りやキノコ狩りは、見つけてゲットする喜びがありますし、自分で収穫した山菜達は格別です。
しかし、その山菜達をとる際には注意すべき点がいくつかあります。
「知らなかった」では済まされないこともありますので、しっかりルールを守り、自然の恵みを頂くことに感謝の気持ちを持って、山菜採りやキノコ狩りを楽しみましょう。
採らない・食べない・売らない・人にあげない!
山菜やキノコは、知らないものや分からないなど曖昧なものは、とにかく採らないでおきましょう。
山菜やキノコの中には、食べられるものと有毒なものがあり、それらは素人が見ただけでは、見分けが付かないほどとてもよく似ているケースが多くあります。
有毒なものは、時に人の命を奪う程の毒性を持っている物だったり、触れるだけで皮膚がただれてしまうものもあります。
自分で採ったことの無い山菜やキノコは、専門家に見て貰うのが良いのですが、そういう機会がないのであれば触らないでおくのが無難です。
山菜やキノコが採れる場所には所有者が必ずいます
日本全国の土地においては、持ち主がいない場所というものはなく、必ず所有者がいます。
空き地であっても、草木が生い茂った山野などでも必ず所有者が居るのです。
山野にロープが張られていたり、立ち入り禁止の案内があるところは、山菜やキノコを育てている場所である場合もあり、それを生業にしている方々もいます。
また、個人の土地ではなく自治体が管理している山野などもありますが、その場所に入るには自治体などに確認をとった方が良いでしょう。
他人の土地に無断で入ってしまうと、トラブルになりますので気を付けましょう。
自然環境への配慮とマナー
山菜やキノコをを採る際に、根こそぎ採ってしまうと枯れてしまったり、次の年から芽が出ず収穫出来なくなったりする事があります。
また、タケノコや自然薯のように土の中の山菜は、穴を掘ります。
それらの掘った穴をきちんと埋めておかないと、その穴でほかの人が怪我をしたり、土砂が流れ出てしまうことがあります。
山菜やキノコを採る場合は、他の人や、その場所のこと、来年の収穫のことも考えて採るのがマナーです。
勿論、自分で出したゴミは持ち帰りましょう。
【山菜採りの準備】初心者が知っておくべき服装と道具のまとめ
春になると山菜、秋にはキノコと山の恵みを頂く楽しみがあります。
そんな山菜採りやキノコ狩りは自然が相手ですので、天候や気温の変化に適したインナーやアウターは生地の丈夫な作業服がお薦めです。
足回りは、滑り止めが着いたもので上の部分にはカバーが着いたものだと砂や虫の侵入を防ぐので、山菜採り初心者には特にお薦めです。
山菜採りの道具は、採る目的と言うよりよりも、山菜自体を着ず付けないことを重視して使います。
山菜採りやキノコ狩り初心者さんは、図鑑などの本を見て山菜を知ることもとても大切なことだと思いますので、是非本や図鑑などで確認をしてみて下さい。